2005年09月10日
幼児とコンピュータ
9月8日に参加した学会の中で、興味深い発表があった。関東の某短大幼児教育科に関係する先生の発表で「幼稚園現場では「手作り・手書き」が重視されコンピュータを使って教育するということに否定的な幼稚園教諭が多い」とのデータを示し、「手書きの紙芝居をデジタル化した教材」を発表されていた。
そうなのだ、娘は来春幼稚園に入園予定だが、説明会などに出かけても「アナログ・手作り・手書きのみの世界」が繰り広げられ、日ごろの私の生活から乖離している感覚を強く受ける。というより、コンピュータ事体を悪の枢軸のような考えの幼稚園や教諭もいるようだ。もちろん幼児期には「手作りや手書き」といった体験が必要だ。しかし現在、幼児は自宅ではあらゆるデジタル媒体(DVDやコンピュータ教材など)に触れる機会も多く、保護者たちもコンピュータを自宅で生活の一部として使用し、人によっては生活必需品となっている。にもかかわらず、幼稚園では「コンピュータ=悪の枢軸」的考えが蔓延っているのは、幼稚園教諭のコンピュータリテラシ能力の欠落が原因かもしれない。特に30代半ば以上の年齢の教諭の中には教員養成課程でコンピュータに触れた事がない場合が多く、20代~30代前半の保護者とは情報格差があるのだろう。
さらに、もっと幼児教育に適したコンピュータ教材が開発されれば、この異質な現状(コンピュータを排除しようとする幼児教育)に変化が起きるだろう。娘は現在幼児向けのe-learning教材で遊んでいるが、このような教材が流布・活用され、一定の評価が保護者や教育関係者から得られることを期待する。
投稿者 yumiyama : 2005年09月10日 15:39